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『百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術』近藤康太郎著
2023/09/30 池田 瞬書評執筆の仕事を長く続けているが、自分の読書について分析的に考える機会は意外と少ない。読書の秋を前に、あらためて本の読み方を自分なりにじっくり考えてみようと手に取った。著者の考える本の読み方をあますところなく伝授している。
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2023/08/14 池田 瞬中古車販売大手ビッグモーターの事件を見ると、よくぞここまで企業の不祥事が拡大するものだとため息が出る。企業弁護士や信用調査会社幹部が指摘するのが「昭和のモーレツ企業がガバナンス不在のまま大きくなり、立ち現れた」というイメージだった。
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2023/08/12 池田 瞬夏休みを機会に普段読めなかった本をじっくりと読んでみるのも悪くない。こうした読書はこれまであたり前と思っていたことを新たな視点で捉え直すきっかけになる。これからご紹介する3冊で「見直しの夏」にトライしてみるのはいかがだろうか。
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2023/05/05 池田 瞬大型連休が早くも後半に突入した。家族サービスや戸外でのアクティビティも一段落し、連休後半戦でじっくりと本を読みたくなった方に向けに、いま手軽に読んでおきたい様々な「リセット本」3冊をご紹介する。
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2023/04/23 池田 瞬企業がレピュテーションリスクに敏感になっている。企業のネガティブ情報が世間に広まり、会社の信用やブランドが毀損される損失リスクで、さまざまな形態があるため、情報感度を高める必要がある。
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「THE WORLD FOR SALE 世界を動かすコモディティ・ビジネスの興亡」 ハビアー・ブラス、ジャック・ファーキー著
2023/02/26 池田 瞬石油や金属、穀物などの資源はコモディティーと呼ばれ、その売買を担う企業はコモディティー商社と称される。その実態はなかなかつかめなかったが、元英フィナンシャル・タイムズの二人のジャーナリストが、長年にわたる丹念な取材で明らかにした。
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『日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで』小谷賢著
2023/01/27 池田 瞬「インテリジェンス」という言葉を聞いて何を思い浮かべるか。基礎概念の確認を含めて、深く考える本である。戦後史の中で日本のインテリジェンスにおける議論がどのようにたどってきたのかを丹念に記している。
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2023/01/04 池田 瞬激動の一年だった2022年。国内外で大きなニュースが続き、時代を反映するような本が多く出版された。筆者が昨年末に手にした本の中から、年始の読書におすすめしたい本を選んでみた。
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『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』坂本貴志著
2022/12/03 池田 瞬定年を意識するようになった世代には気になる本である。職場で定年を迎えた後にどんな生活が待ち受けているのか。会社や組織で働く人に定年は原則、平等に到来する。ぼんやりした部分に具体的な事実で光を当てつつ詳しく解説する。
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2022/10/30 池田 瞬コロナ禍で停滞した消費活動を取り戻すという意味で「応援消費」という言葉がクローズアップされている。本書『応援消費――社会を動かす力』はそうした新しい消費の態様を分析しながら、現代の消費社会がどのように変化してきたかを解明した。
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2022/10/19 池田 瞬賃金がめぼしく上がらないデフレが続く日本だが、ウクライナ侵攻などで食料品を中心に物価が上昇している。そんな中、流通大手イオンがプライベートブランドの価格をできるだけ据え置くという考えは、日本経済全体からみれば、はなはだ疑問である。
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『世界最強の研究大学 ジョンズ・ホプキンス』黒瀬悦成著
2022/09/30 池田 瞬米国の大学はなぜ多くの分野で先進的な研究ができるのか。常々考えていたことだが、本書『世界最強の研究大学 ジョンズ・ホプキンス』(新潮社)にそのヒントが詰まっている。
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『後悔を活かす心理学――成長と成功を導く意思決定と対処法』上市秀雄著
2022/08/27 池田 瞬本書は「後悔」について研究し、それをとりまくさまざまな人間の心の動きと、人生におけるさまざまな場面での選択との関係性について考察した本である。後悔はネガティブな影響しか与えない感情なのか、という問題意識を持って研究した内容を示している。
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『「脱・自前」の日本成長戦略』 松江英夫著
2022/07/31 池田 瞬日本は長年にわたり十分に経済成長できていないという課題に苦しんでいる。なぜこんなことになってしまったのであろうか。本書『「脱・自前」の日本成長戦略』(新潮新書)を貫いている著者の問題意識はそこにある。
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『弁護士のすゝめ』宮島渉、多田猛著
2022/07/22 池田 瞬弁護士のいまをリアルに切り取った本である。時代や環境の変化に応じて弁護士の仕事は変化しているが、本書『弁護士のすゝめ』(民事法研究会)はその仕事の最前線を紹介する。
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『ドリフターズとその時代』笹山敬輔著
2022/06/24 池田 瞬ザ・ドリフターズが活躍した時代とメンバーの生き方を解説・分析した本である。その存在の大きさに比べて正当に評価されていないのではないか、という問題意識がある。第三者によって歴史的な位置付け、全体像を論じることはなかったという。
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『日本人の承認欲求 テレワークがさらした深層』 太田肇著
2022/06/17 池田 瞬働き方改革がなかなか進まなかった日本で、コロナ禍により在宅勤務が進んだが、試行錯誤もあった。本書『日本人の承認欲求 テレワークがさらした深層』(新潮新書)はその実態を、人々が持つ「承認欲求」という切り口から分析したものである。
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『フィンランドはなぜ「世界一幸せな国」になったのか』 岩竹美加子著
2022/06/11 池田 瞬フィンランドの魅力を描く本である。フィンランドのイメージは、ムーミンやフィヨルドが多いが、最近では、若い女性首相が率いていて、NATOに加盟申請したのを記憶する人も多いだろう。本書はその北欧の国の男性と結婚し、30年以上現地に住む女性が著…
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『新しい世界の資源地図 エネルギー・気候変動・国家の衝突』 ダニエル・ヤーギン著
2022/05/27 池田 瞬世界的なエネルギー問題の権威がエネルギーをめぐる現代の動きを読み解く壮大な解説書である。テーマはエネルギーにとどまらず、国際政治や気候変動問題にまで及び、世界規模の課題を幅広く網羅している。
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『沖縄50年の憂鬱 新検証・対米返還交渉』川原仁志著
2022/05/14 池田 瞬1972年の沖縄日本復帰から50年の節目に刊行された『沖縄50年の憂鬱 新検証・対米返還交渉』は、練達のジャーナリストが近年相次いで解禁された日米の機密文書を詳細に調査し、実際は半世紀以上前から始まっていた返還交渉を再検証している。
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